ヤンゴンは朝から大雨です・・・。
どちらにしても、今日は外出できそうにありません😭
いつものように朝食を済ませ、洗濯をしました。
採用企業さんにお渡しする技能者の報告書を作成します。
また最終日に追記して、帰国後にお渡しできるように準備します。
さて、今日は休みなので、ミャンマーの方々に聞いた今の現状をご報告致します。
「国民の生活」
やはり、クーデター以前と大きく変わったようです。
物価も高くなり、クーデター前は卵1個が50チャット、今は150チャット。
輸入品、特に家電や車、部品等は入手が難しくなったようです。
日本企業も含む外資系が相次いで撤退しており、失業率も高くなっています。
工場やサラリーマン等、賃金は非常にやすくなりましたが、働けるだけ良いとのことです。
出勤、退社時間は混みますが、日中はあまり交通量が多くありません。
クーデター前は、平日働き、夕方は家族で団らんし、週末は参拝や公園等でデートしたり、
ショッピングが楽しかったが、今は、物価が高いので生活必需品以外はあまり買えないのでショッピングも行かないそうです。
若い人たち(特に男性)は徴兵があるので、あまり目立たないようにインドアで遊ぶそうです。
私の感触ですが、町全体が静かな雰囲気です。
「ネット環境、SNSについて」
前にも書きましたが、非常に電波状況は悪いです。
クーデター前はもっと、電波環境も良く、日本のように皆、仕事やプライベートでSNSを活用
していたそうです。
テレビ番組(特に芸能)はミャンマーの歌手や俳優がたくさんいましたが、今は国外に逃げたそうです。もちろん新しいドラマや曲はないそうです。
チャンネルも2つしかなく、CMも少なく、再放送のドラマがながれるそうです。
FB、インスタ等は以前はみなやっていましたが、特に反政府的な言動のあるFBは閉鎖されるそうです。
しかし、チェック体制が追い付かないので、「そもそもネット使えないようにしてやれ!!」ってことで、電波環境を今の政府が悪くしたようです。
あまり詳しく書けませんが、市民の中にも反政府の声を上げる人がいて、FBのアカウントを閉鎖されても、また新しく2つ作ったりして、政府とイタチごっこを繰り広げるそうです。
「国民心情」
いまの政府に対して不満はかなりありますが、武器を手にすぐに反戦するまでの気持ちはないようです。とにかく我慢。今の現状が異常だと分かっていても、声を殺して耐える・・・。
こんな心情のようです。
反抗しない理由は1つです。
「同胞同士で戦いたくない」です。
軍事政権は政権の方針に反対の人も徴兵して、反政府グループとの戦闘に行かせます。
ひどい時は、小さな集落、部落など片っ端から潰すそうです。
特に地方部では、徴兵された兵士が同じ部族の仲間を攻撃しなくてはならず、親類や家族を誤って殺してしまったケースがあるそうです。
その兵士は兵舎のトイレで自殺したそうです。
いま、ヤンゴンには地方部から避難してきた人、親類や家族を頼って田舎から移り住んだ人も増加しています。
しかし、仕事もなく、地方部で農耕をしていた人は畑や田んぼを放棄して逃げてきています。
そうなると少しずつ、食糧難(生鮮品)が起こるかもと言っていました。
今、ミャンマー国民は先の見えない真っ暗なトンネルの中にいます。
いつ終わるのかもわからない暗闇です。
すでに、地方部の教育現場は破綻しており、若い世代の教育がおろそかになり、危惧する人たちが、独自に寺子屋のような活動をして教育を守っているそうです。
「宗教観」
近隣諸国の中で一番敬虔な仏教徒が多いと思います。
生活の指針、行動指針はほとんど仏教の教えの元にあると感じます。
技能者をみていても、生きる目的に「芯」を感じます。
いまは苦難の時ですが、一生懸命勉強して、日本に行き、家族を助ける。
自分達がしっかり世界をみて、次のミャンマーを作る。
そんな覚悟が見受けられます。
私の勝手な想像ですが、人の欲を満たす業界(風俗、歓楽街、外国の文化等)が少ないので、
スレた人が本当に少ないです。
だからこそ、実直に仏教の教えに基づいて、耐え忍んでいるのかもしれません。
「戦況」
あまり詳しく書けませんが、軍部の力100とすれば、反政府の力60くらいです。
一つの疑問をミャンマーの方々に聞きました。
「政府軍は武器をたくさん持っていますが、反政府に人達の武器はどうするのですか?」
ちゃんと武器を作る場所があるみたいです。そして今の政権のなかに反政府側に武器をこっそり渡す兵士もいるようです。
反政府の力は弱いですが、軍事政権の為に嫌々戦う兵士と、目的を持った反政府側、どちらが戦意が高いかわかりますね。
いま、ミャンマーで安全なのはヤンゴンだけだそうです。
戦況によっては、ミャンマー北部、東部が激戦区になる予想です。
とくにリピドーあたりの戦況が思わしくなく、政府側の軍事力が集結しているようです。
「食べ物」
ミャンマーは大分類が7部族 詳細すると134近くの部族が集まった国です。
インドに隣接している地域は、インド系の顔が多く、食べ物もサフランやタンドリーチキン等の
スパイスを使った料理が多いです。
一方、中国側の地域は、まさに中華料理のような系統の料理が多いです。ミャオ族などは、顔つきが中国人、もしかしたら日本人に近い顔つきです。
全体的に野菜中心の料理が多いです。
ローカルなお店は一品の量も少ないです。味は様々ですが、タイのような4味だったり、日本のような出汁文化ではなく、うま味調味料+塩味って感じです。
*高級店は味わい深い美味しいお店がたくさんあります!!
料理によって、箸、フォーク、スプーンを使い分けます。
ミャンマーの先生ご紹介
「キン先生」
私の座学、実技指導の時に、通訳や指導補助をしてくれます。
日本語も上手で、ミャンマーのいろいろなことを教えてくれます😊
ほんと美人で頼りになる先生です!
「モン先生」
まだ19歳とお若いので、技能者と同じくらいの年齢です。実技中に利用者様への声かけの言葉を技能者に指導してくれます。
とても頭がよく、日本のアニメ(鬼滅の刃)が好きとのことです。
すてきな先生方を紹介したところで、次はまたまたどうでも良い話を書きたいと思います😁
どうでも良い話その1
「ついにエレベーターに閉じ込められました!」
今日、15時頃タバコを吸いに1Fにエレベーターで下りたところ、3Fあたりで、「ドスン!」
急停止&消灯。
いつもは10秒くらいで復活するのですが、今回はいつまでたっても再起動せず・・・。
暇なのでフラッシュを焚いて自撮り。
5分経過・・・。まだまだ電気はつきません・・・。
10分経過。下の方でミャンマー語が聞こえます・・・。だけど電気はつきません・・・。
15分ぐらいすると電気がつきました!
しかし、作動はしません・・・。
20分くらいするとやっとエレベーターが動き出しました💦
エレベーターはB1Fで止まり、ドアが開くと、ミャンマー人のメカニックみたいなおじいさんが
満面の笑みで迎えてくれました。
ミャンマー語の「ヤー バー ディー」(大丈夫ですよ)を連呼し、外に出ましたが、すぐにエレベーターに乗るのは怖いので、歩いて1Fの喫煙所に向かいました。
吸い終わり、フロント前のエレベーターに乗ろうとすると、ホテルマンのお兄ちゃんが一緒に乗って4Fまで同行してくれました💛
ただ、4Fに着くまでの時間がビミョーに気まずいんですよね💦
時々目を合わせては、「OK!」なんて笑顔で言ってみたりして場を持たせてました・・・。
どうでも良い話その2
「エクレアだと思うよね??」
昨日の買い出しの時に、ケーキ屋さんがあったのでエクレアを購入。
冷蔵庫で冷やして、今日のおやつに食べようと心待ちにしていました😍😍
シュー生地の上にチョコがかかり、中はクリームでいっぱいのを頬張る。そして
コーヒーと一緒に午後のひと時を楽しもう!な~んて考えながらかぶりつくと、
中味ないんです・・・。
スカスカなんです・・・。
そして思っていたより、生地固いんです・・・。
予想をはるかに裏切られました・・・・。
明日、同じケーキ屋に行って、エクレアもどきじゃない、ケーキを買って来ようと思います😎
どうでも良い話その3
「よくわからないカップラーメンの味
たぶん「ママ」って商品名です。
中はこんな感じ・・。
お湯を入れて3分待ってみます。
味は・・・。
なんて言えば良いのでしょうか・・・。
イメージ的には南国の人の足の裏的な味です。
スパイシーで色々な香りの中に、ちょっと人を寄せ付けない危険な匂いが混ざっています。
例えるなら、新宿ゲート下のゴミ溜まりのような。
味も、塩味やうま味の他に、1年間絶対に洗わなかった上履きのエキスが入っているのかな?
みたいな匂いが味になったものが含まれていました。
不味くはないです。
私には合わなかっただけです。
「ママ」という商品名よりも「オジサン」って名前の方が味を表現できるかもしれません。
夕飯も済ませたので、これにて休みます。
明日は、できる限り市内散策にチャレンジしてきます!!