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研修7日目  最終日

7月24日 今日がミャンマー講習の最終日です。

当初の計画ではあと2日指導できる予定でしたが、なんとか教えきることができました。

最終日の講習内容は、「介護の極意」「日本での生き方」をお伝えしました。

企業秘密になるので詳細は伏せますが、介護の外国人材が日本にきて現実を知った時、迷いを

断ち切って目標に向かって頑張るマインドを伝授しました。

また、キレイ事ではない現実も日本には存在します。

それに対して、「外国人として日本で生きる方法」ひも解いて説明しました。


さて、次は採用企業のスタッフの皆様に向けて、手紙を書きました。

↓漠然としているので、手紙の書きだし、書く内容を提示します。

先生方の手を借りながら、手紙に書いていきます。

↓漢字は難解なので、ネットで書き方を調べています。

↓書き終わった人はやっと笑顔がでました。

 みんな真面目なので、下書きを何回もして清書していました。

 黒板の私の字と比べると100倍上手に書けています💦

この勉強熱心な眼差しは、私も学ぶことがあります・・・。

一時間半かけて、みなさん書き終わりました!

皆さんの手紙を預かりましたので、弊社が責任をもって、企業様にお送り致します!!


その後、技能者からのリクエストで、誤嚥の際の対処法をレクチャーしました。

まず、

①誤嚥はめったに起こらないこと。

②万が一、誤嚥が起こり対処しなければならない時は、対処よりもすぐに人を呼ぶこと

③呼ぶときの日本語「誰か来て!」「助けて!」を忘れないこと。

 *忘れたときは、大声で叫びなさい!とレクチャーしました。

④お餅を食べるお正月から冬にかけて要注意、また食事の献立を見て、形の大きい料理、煮物等

 を食べさせるときは十分に注意すること。


実は教科書にも対処法が書いてあったのですが、あえて飛ばしていました。

理由として、ハイムリック法や後部殴打法は素人が使うと逆に危ないからです。

特に介護の外国人は、やる気がすごいので利用者さんの為なら、なんでも率先する傾向があります。誤嚥、窒息時は一刻を争う状況のなかで、助けも呼ばず、にわか仕込みの対処で利用者さんが助かる確率は非常に低いと考えます。

それならむしろ教えずに、現場勤務に就いてから、それぞれの事業所で緊急時対応を学んでもらおうと思っていました。しかし、気付かれましたので、一応、ハイムリック法、後部殴打法は教えました。

案の定、背の低い皆さんが、利用者役の技能者の後ろに回り込んでみぞおちに拳を入れる姿は、コアラの親子のようにしか見えませんでした😂

どこの国もそうですが、通常の介護技術を覚える時よりも、緊急時や命を助ける的な技術や知識を見付けた時の方が、目がキラキラしています💦


採用企業の皆様。

緊急時対応も必要ですが、それ以前のヒヤリハットを検証して未然に事故やインシデントを

分析する重要性まで理解させるところまで至りませんでした😱

ハインリッヒの法則の名前くらいは技能者の頭に残っていると思います・・・。


午前の最後は。

これまたリクエストのあった、「日本の歌を教えてほしい」とのことでしたので、

中島みゆきの「糸」を聞きました。

字幕を見ながら歌詞を説明し、皆さんも良い糸、見付けて布になってね💛

その布で、人を支援してね!と無理くり介護に結び付けて終了しました。


写真はありませんが、午後は、皆さんからの質問コーナーを設けました。

次々と質問が出てきましたが、

Q「会社の社長さんはどんな人ですか?」

A「皆さんの会社の社長さんはとても良い人達ですよ。しかし責任ある立場なので、

  厳しい時は誰よりも厳しいですよ!」


Q「怖い人はいますか?」

A「多分いると思います。でも怖い人ではなくて、皆さんをしっかり注意してくれる人だと

  思ってください。」


Q「会社と家は歩いてどれくらいですか?」

A「正確にはわかりませんが、会社と家は自転車で15分以内だと思います」


Q「認知症の人は何人いますか?」

A「グループホームは全員認知症です。」


Q「今回の技能者メンバーで職場が近い人を教えてください。」

A「長野県は広くて大きいので、近いと言っても車やバス、電車でないと会えません。」


仕事関係の質問ばかりでした・・・。

私が「遊びの事や食べ物の質問でも良いですよ~」と投げかけても、

技能者の皆さん「先に仕事を覚えて、会社で認められたいです。」

どこまで真面目でしっかりしてるんでしょうか💦

お寿司の画像やおやきの説明、USJやディズニーランドの資料まで準備していましたが、

こっそり隠しました・・・。


こんな感じで、ミャンマー研修、無事終了しました!!

明日からタイに移動し、ビジネスしてから帰国します。


連日のブログ掲載でしたが、みなさんいかがだったでしょうか?


前回のベトナム指導は、第1グループが一ヶ月、第2グループが二週間の現地指導でした。

今回のミャンマー指導は短期間ではありましたが、ベトナムで手探り指導した内容をブラッシュアップして教えることができたので、時間的にも内容的にも機能的でショートスケジュールに

対応できました。

あとは、私の年齢的にも体力的にも、これくらいの指導期間がベストです💦

でも、全く知らない国、場所、人に会うのがワクワクして、いろいろな初体験ができたことは

とても貴重でした!

20代の頃、各国を旅して廻っていたノウハウや経験が思い出された今回の渡航でした。

「失敗は成功の糧」「旅の恥はかき捨て」「経験に勝るものはなし」

でも、早く味噌汁、生ものが食べたいです💛


皆様、ありがとうございました。





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