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旅の思ひで③

  • ito-s7
  • 3月7日
  • 読了時間: 4分

更新日:3月20日

「旅の思ひで②」を書いたところ、私の記憶の扉がパカ~んと開いてしまいましたので、連続掲載いたしますm(__)m


「ボディーソープで異文化交流」

この話は、グアムかサイパンに渡航した時の事です。

昔の私はいつも通り、現地空港の案内所でホテル探しから始まります。

ホテルはグレードよりも安さで決めていましたので、この時も1泊1,000円以下のホテルを予約しました。

市街地のホテルを利用するのですが、そこはホテルというよりも、ユースホステルです。

安価で、世界中のバックパッカーが集まるので、一人旅にはもってこいの場所となります。


ホテルに到着すると、黒人系のフロントレディーが不愛想に受付をしてくれました。

鳩が巣を作れそうなパーマ頭に、日本では売っていないような色眼鏡をかけた40代の女性だった気がします。印象的だったのは、体の60%がお尻のかなりふくよかな方だったことです。


カタコトの英語でチェックインを済ませ、部屋に入ります。

部屋は4人部屋で、2段ベットが2つ、窓際にフリーの机とソファが置いてある間取りでした。

私は荷物をおろし、市内散策に向かいました。

夜、部屋に戻ると意外にも私一人。どうやら閑散期でお客は私一人のようでした。

*ちなみにユースホステルは、同室者の相性で、快適か地獄か決まります・・・。

 やたら陽気な人だと不眠症になりますし、イスラム系だと香水地獄になります。

 ただコミュニケーション能力や英語能力は飛躍的に向上します😊


4人部屋を一人で使える優越感に浸りながら、シャワーに行きました。

ユースホステルのシャワー室は基本的に自由に使えます。しかし、ジャグジーはなく、ただシャワーがあるだけが一般的です。

洋画に出てくるように、床から50センチのところから衝い立てがあり、170センチくらいで衝い立てが終わります。それが3つか4つ横並びに設置されています。

そんなシャワー室に入り、シャワーを浴びていると、しばらくして隣に人が入ったようでした。

私は気にせず洗髪をすませ、床に置いてあったボディーソープに手を伸ばすと、ボディーソープがありません💦

シャンプーは床に置いたままです。

持ってくるの忘れたかな・・💦」

そう思っていた時、衝い立ての下から腕が伸びてきて、私のシャンプーを握りしめて消えていきました。

慌てた私は、上の衝立越しに隣を覗き込みました。

こういった場合、外国では毅然とした態度が必要ですので、シャンプー泥棒を叱りつける気満々でした。

覗き込んだ私の目に映ったのは漫画「北斗の拳」に出てくる「ハート」にそっくりな裸体でした。*ハートさんを知らない方は「北斗の拳 ハート」で画像検索してください(*^-^*)

そうです💦隣には、お尻怪獣のフロントレディーが、私のシャンプーで鳥の巣ヘアーをワシワシと洗っておりました(*_*)


思わずフリーズしてしまいましたが、ここで大きな問題に直面します。

問題1.そもそも私は女性用にシャワー室に入ってしまったかもしれない・・・。

問題2.仮に男女共用であっても、フロントレディーに叫ばれたら、私は変態扱いされる・・・。

問題3.私の物とわかって、シャンプーやボディーソープを使っているのか???


しばらく考えた後、私は空気になることにしました・・・。


静か~に、シャワーを閉め、気配を殺しながらタオルで体を拭き、着替えを持って部屋に走れるようにタオルで大事な所を隠しました。


隣のシャワー音が消えたと同時に、「Hey,you.there!!(ちょっと、あなた!)」と声をかけられました。

私は変態扱いされるのを覚悟で直立不動していました。

するとフロントレディー、「シャンプーありがとう💛 とてもいい匂いね😊」

と私に、ボディーソープとシャンプーを衝い立ての下から返却してくださいました。


しばらく状況が呑み込めませんでしたが、「You‘re welcome」と返しました。

実は男とバレてはいけないとおもい、できる限り高音ボイスで返答した気がします。


またフロントレディー「あなた、日本人? 昨日まで日本人が泊まっていたけど、今日はあなた一人だから、ゆっくりくつろいでね😊」


結果、問題解決ができました。

解答1.多分男女共用か、私一人しか宿泊者がいないので、スタッフからすればどーでも良かった。

解答2.思いっきり、男の私がシャワーを使用しているの分かっていた。

解答3.バリバリ私のシャンプーとボディーソープを使ってみたくて隣を使用した。


異国の地で変態扱いされなくて良かったです💦

お尻怪獣のフロントレディーは意外にも優しいご婦人でした。


そこに3泊くらいしましたが、暇なときはフロントで話をしたり、一緒にビールを飲んだのは良い思い出です😊


ただ、帰国してもフロントレディーの豊満なボディーは目に焼き付いて離れませんでした💦


アンカー 1

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